2022年9月18日

気象病について

最終更新: 2023年11月15日

気象病の具体的な症状には、めまい・吐き気・頭痛・肩こり・全身倦怠感・関節痛・手足のしびれ・冷え・動悸(どうき)・目のかゆみ・鼻水・咳など、一見すると気象の変化が影響しているとは気づかないような症状も含まれます。

昔から気圧と体調不良には関連があることが指摘されてきましたが、

気圧が体調不良をもたらすのは、自律神経に影響を与えるからです。

自律神経は人が生きていくために、常に外の環境にあわせて調整してくれています。

(自然と人体の関係性は深い)

そのため、気圧が一定であれば体調は安定しますが、例えば、台風のような大型でスピードの速い低気圧が通過するときは、ジェットコースターのように気圧が乱高下するため、自律神経が対応しきれずに不調を招きやすいのです。

台風でいうと、台風の目の中にいるときはケロッとしているけれど、その前後は不調が強くなるという感じだという。

東洋医学的には、雨が降る前の曇りの時、雨が降っている時、その症状の考えられる病理が変わってきます。

最近患者さんの中にも気象病を訴える方がいますが、鍼をしているとそういった症状も治ってくるものです。

花粉症も然り。

大きな病気を起こさず健康でいるということは大変素晴らしいことです。

大体の患者さんは病気になってから来院されますが、自分の体を予防するということを意識して生活しない限り

また新しい症状や病気がでてきます。