3月16日漢方当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)/漢方当帰芍薬散 【適応するタイプ】 血虚、寒証の水湿 (血の不足があり、冷えて、体の中が水溜りのようになっている人) 【効能】 補血、散寒、利水 本方は補血と利水の組み合わせで、多方面に応用されています。 基本的に、皮膚に艶がない、顔色が悪いなどの血虚の栄養不良状態とともに、浮...
3月13日漢方芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)/漢方芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 【配合】 白芍(びゃくしゃく) 炙甘草(しゃかんぞう) 【一般に使われる例】 筋肉の痙攣を緩解して、痛みを鎮める効果を持ち、鎮痙、鎮痛剤として頓用されています。 ■筋肉の痙攣 肝の臓の血(肝の陰の作用)が不足し、肝気の暴走が抑制されなく...
3月6日漢方補中益気湯(ほちゅうえっきとう)/漢方補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 【配合】 人参 黄耆 白朮 炙甘草 大棗 陳皮 乾生姜 柴胡 升麻 当帰 【効能】 補気健脾、昇提、固表、生肌 【適応するタイプ】 気虚、中気下陥、気虚発熱、衛気虚。 気虚→疲れやすい・元気がない・気力がない...
2月18日漢方大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)/漢方大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう) 攻下の大黄と炙甘草のみからなり、便秘一般に用います。 【配合】 大黄・・・・大腸にのみ働く大腸性の下痢で、瀉下によって消化吸収を阻害することはないので、一面安全と言えます。 しかし、大黄は瀉下効果を持ちますが、タンニンを含むために、あとで...
2月13日漢方呉茱萸湯(ごしゅゆとう)/漢方呉茱萸湯 【効能】 散寒、利水、止嘔 【適応するもの】 寒飲上逆 胃虚寒の嘔吐、吃逆 本方は散寒、利水の呉茱萸、生姜と補気健脾の人参、大棗(ダイソウ)からなり、寒飲上逆に適する。 寒飲上逆とは、脾胃気虚による内湿(水分の吸収、排泄障害による消化管内や組織間の水分停滞)が基本...
2月12日漢方柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)/漢方柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 【方剤】 柴胡 半夏 乾生姜 桂枝 黄芩 竜骨 牡蠣 人参 大棗 茯苓 大黄 【効果】 安神 疏肝解鬱 瀉火 【適応するタイプ】 肝気鬱結 肝陽化風 本方は安神 疏肝解鬱 瀉火から構成されており、肝気鬱血の関連に対しては全面...
2月9日漢方六君子湯/漢方六君子湯 【適応するもの】 気虚の気滞、水滞 六君子湯の適応は、非常に広範囲で、消化器系、呼吸器系の慢性疾患に気虚と水滞を呈するものにはファーストチョイスと言われています。 脾気虚(胃腸が弱る)では、「空腹感がない、食欲がない」という訴えがあっても、食べれば食べれる(消化が...