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中医学の基礎3 神の働きと特徴





前回は精のはたらきと特徴についてお話しました。




今回は神(シン)についてです。






まず、神には3つの意味があります。


①神:心理、意識、直観の精神的な活動 ②神:精神そのもの

③神:生命力そのもの いわゆる①マインド ②スピリット ③バイタリティー という感じです。






中国には、気の思想が生まれる前から鬼神思想があり、人の運命やこの世の現象を支配するものとして、を想定していました。

例:孔子が病気になったときに、弟子の子路が神々に師の病いの平癒を祈ろうとした(論語の述而篇) 

※これは、神の意志と病気のとの間に強い結びつきが考えられていたことを示すと思います。




神とは、人知ではかることのできない不可思議な現象を示しており、畏敬の対象でありました。



また、古典にはこう書かれています。


神者、正気也。    『霊枢』(小鍼解篇)

両精相搏謂之神。   『霊枢』(本神篇)

陰陽不測謂之神。   『素問』(天元紀大論篇)

失神者死、得神者生也。『霊枢』(天年篇)



神とは、気であり精の要素を含み、陰陽で分けることができず、生きるための大元となる精神エネルギーなんだということですね。





また、神は心に宿るので「心神」といいますが、心神が魂や魄、意、志などのあらゆる精神活動を統率しています。


心神が安定すれば、ほかの精神因子もほどよりバランスを保てますが、心神が不安定になると情緒不安定になるのはそのためです。





◯心神と血の関係


心の臓における血の状態が、心神の安定に大きく影響します。また、心神の状態が全身の血の流れに影響します。




古典にはこう書かれています。


営衛者、精気也。血者、神気也。『霊枢』(営衛生会篇)

胃満則腸虚、腸満則胃虚。更虚更満。故気得上下、五蔵安定、血脈和利、精神乃居。故神者、水穀之精気也。『霊枢』(平人絶穀篇)





飲食によって胃腸が正常に機能すれば上下の気の交流が起こり、五臓(肝、心、脾、肺、腎)が安定します。

血脈がスムーズになれば精神は安定し、精神が安定していらば血脈もスムーズになる。


つまり、神は飲食や胃腸の不具合によって不安定になることがあるということを示唆しているのでしょう。




⇨最近の臨床でも、躁鬱病の人で胃に熱がこもった人もいました。

⇨内弟子時代にも、精神疾患の患者さんで師匠が「肝胃の実」という診断(証)をしてたこともありましたね。沢山思い出します笑




長くなりそうなので、神の特徴はここまでにします。


以上






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