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東洋医学の哲学思想 その1


お香と東洋医学


鍼灸院を開業して以降、鍼灸師から「一回治療を受けてさせてほしい」「見学させてほしい」という言葉をいただきます。


しかし、当院ではそのような人はお断りしております。

理由としては、北辰会のルールであることは勿論ですが


今から伝える内容をわからず、治療や見学をしても何も意味が無いですし、

これで東洋医学を自分でも使えると誤解し、重症な患者さんに試そうとする人が出てくるからです。


まず、この東洋医学を学ぼうとしている方々は医学の根底である哲学や思想を理解しなければなりません。


この医学は唯物論ではなく、気の医学だからです。


伝統医学の哲学思想は、中国医学にも大きな影響を与えています。

特に道家の影響が大きいようです。


■道家の特徴

①世界の始まり、天地開闔と万物生成を気によって説明します。

②天地宇宙に生を享けた人間の生き方として「あくせくせずに、無為自然の心の状態を保とう」とする気の養生論


①と②は根底においては相互連関しており、究極的には「一」つのものです。

人間を含む万物の生老病死の変化を「気の離合集散」で原理的に説明しています。



続く



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