google-site-verification=D2Xz34fyPX9061O65ECf3pzvA8cARIvxShZHBcKX6xI
top of page

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)/漢方

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)


大黄甘草湯

攻下の大黄と炙甘草のみからなり、便秘一般に用います。


【配合】

大黄・・・・大腸にのみ働く大腸性の下痢で、瀉下によって消化吸収を阻害することはないので、一面安全と言えます。

しかし、大黄は瀉下効果を持ちますが、タンニンを含むために、あとで返って便秘をきたし、連続服用すると便秘を悪化させることにもなります。


炙甘草・・・・こうした弊害を減少させるとともに、瀉下のいきすぎを防きます。


ただし、本方はやはり、大黄のもつ欠点が残存するので、単独で便秘に使用するのはよくないし、長期服用も避けるべきです。

病態をしっかり把握して、根本的な治療方剤を決めたうえで、瀉下の効能を強める目的で適宜配合すべきです。


大黄は、清熱の効能ももつので単独で使用する場合は、熱証を呈するものに使用しましょう。


※元来は胃腸の実熱で「便秘し、食べると嘔吐するもの」を治療するために用いられていたらしいです。

Comments


古い医学書
bottom of page