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大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)/漢方

  • 執筆者の写真: yuki kiyama
    yuki kiyama
  • 2023年2月18日
  • 読了時間: 1分

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)


大黄甘草湯

攻下の大黄と炙甘草のみからなり、便秘一般に用います。


【配合】

大黄・・・・大腸にのみ働く大腸性の下痢で、瀉下によって消化吸収を阻害することはないので、一面安全と言えます。

しかし、大黄は瀉下効果を持ちますが、タンニンを含むために、あとで返って便秘をきたし、連続服用すると便秘を悪化させることにもなります。


炙甘草・・・・こうした弊害を減少させるとともに、瀉下のいきすぎを防きます。


ただし、本方はやはり、大黄のもつ欠点が残存するので、単独で便秘に使用するのはよくないし、長期服用も避けるべきです。

病態をしっかり把握して、根本的な治療方剤を決めたうえで、瀉下の効能を強める目的で適宜配合すべきです。


大黄は、清熱の効能ももつので単独で使用する場合は、熱証を呈するものに使用しましょう。


※元来は胃腸の実熱で「便秘し、食べると嘔吐するもの」を治療するために用いられていたらしいです。

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