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芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)/漢方

  • 執筆者の写真: yuki kiyama
    yuki kiyama
  • 2023年3月13日
  • 読了時間: 1分

更新日:5月16日

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)



芍薬甘草湯



【配合】

白芍(びゃくしゃく)

炙甘草(しゃかんぞう)


【一般に使われる例】

筋肉の痙攣を緩解して、痛みを鎮める効果を持ち、鎮痙、鎮痛剤として頓用されています。


■筋肉の痙攣

肝の臓の血(肝の陰の作用)が不足し、肝気の暴走が抑制されなくなって失調し、筋脈を擾乱するために生じると考えられています。


○白芍・・・補血薬(血を補う)


肝血を補うことにより、肝の機能を調整します。

陰液を滋潤することにより陽気を安定させるこの効能を柔肝(じゅうかん)と呼びます。



漢方の白芍




○炙甘草・・・補気薬(気を補う)

白芍の吸収を補助し、かつ生津の効能により肝陰の滋潤を補助するので、柔肝の効果を高めることができます。



漢方の炙甘草




つまり、間接的な疏肝解鬱剤ということです。


疏肝解鬱に関連する多くの方剤に基本薬として配合されています。

なお、柔肝の白芍と健脾の炙甘草の組み合わせであり、脾(胃腸)を強め、肝血を潤して、柔肝するので、「脾虚肝乗」の肝脾不和にも適合します。

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