遅脈というのは、(医師の一呼吸する時間に)4回以下拍動するものをいいます。
脈の分類からすれば、陰脈の範疇に入ります。
遅脈の意味するところは、陰盛にして陽の虚損の候であり、寒虚です。
と、張景岳は言っています。
しかし、遅脈の定義として、一息4至以下とありますが、
これは昔の人の体質で、現代人は3至半が普通なので、
それ以下を遅脈、それ以上4至まではよく、5至以上となれば数脈となります。
遅脈の解析
①陽気の虚損
②陽気の停滞
総じて、脈の遅慢は元気が充実しないものであり、妄りに(みだりに)、攻撃的治療、瀉法を加えてはなりません。
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