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東洋医学の哲学思想 その4

前回は「気について」書きました


今回は、「気の世界観」です。


◯気によって万物は成り立っている


東洋医学の古い書物の呂氏春秋


同気は同義よりも賢り(まさり)、同義は同功より賢り・・・・「呂氏春秋」(応同篇)


「礼記」(月令篇)は、『呂氏春秋』のなかの1年=12ヶ月に関する暦術や行事の記事を再編集したものが土台となっています。時令と自然界の気との密接な関係を認める考え方は、この『礼記』のみならず、『呂氏春秋』や『管子』『淮南子』にも出てきます。



天地の気、合して一と為り、分かれて陰陽と為り、判れて四時と為り、列して五行と為る。『春秋繁露』(五行相生篇)



『淮南子』という書物があります。

2000年以上前のもので、「至高無上、至深無下」なる道の思想を総論し、天文・地理・時則という3篇を連ねて、「宇宙」についての各論を始め、道の原理に包摂された時空世界(天・地・四時)の秩序を述べ尽くそうとした書物です。この書物の天文篇に次のように書かれています。


太始の話にはじまり、太始から宇宙へ、四方上下の空間的ひろがりとしての「宇」と古から今に至る無限の時間としての「宙」ができ、宇宙は気を生ず。気には分界があって、清陽の気は上って天となり、重濁の気は下って地となる。天が先にでき、地が後にできる。そして、天地の重なり集まった気が陰陽となり、陰陽から四時、四時から万物を生じる。陽が積もって火を生じ、火気の精なるものは日となる。陰が積もって寒気が水となり、水気の精なる者は月となる。『淮南子』(天文篇)



◯月が人体に及ぼす影響



月の魔力という本

『月の魔力』という本


リーバーが指摘したように、人体に月が及ぼす影響が非常に大きいですが、2000年前の書物『霊枢』にはすでにそのことが記されています。


人与天地相参也、与日月相応也。故に月満則海水西盛、人血気積、肌肉充、皮膚緻、毛髪堅、腠理郄、煙垢著。当是之時、雖遇賊風、其入浅不深。至其月郭空、則海水東盛、人気血虚、其衛気去、形独居、肌肉減、皮膚縱、腠理開、毛髪残、膲理薄、煙垢落。当是之時、遇賊風則其入深、其病人也卒暴。『霊枢』(歳露論篇)


訳:満月の時には、人の気血が旺盛となって肌肉が充実し、皮膚の腠理も緻密となり、毛髪もしっかりとするので、このときに風邪などの外邪が侵襲しようとしても深くまでは侵襲されない。しかし、新月のときには、人の気血が弱り、衛気がそぞろになって肌肉が弱り皮膚が緩んで腠理が開き、風邪などの外邪の侵襲を受けやすくなり深くまで入り込むため病を発症させる。



人と自然環境は相応するということは伝統的な中医学の思想で、天人相応(天人合一思想)といいます。



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