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パニック障害を鍼灸で


本日は「パニック障害×鍼灸治療」について解説していきます。



パニック障害の女性

目次

パニック障害とは何かについて詳しく知る

パニック障害の症状とは?

パニック障害がもたらす生活への影響

パニック障害の治療法とその効果

鍼灸と東洋医学を知る

鍼灸とは何か?

鍼灸がもたらす効果と可能性

東洋医学における鍼灸の役割

熊本で体験する鍼灸治療

熊本でおすすめの鍼灸治療クリニック

実際の鍼灸治療体験談

予約方法と治療費用について

鍼灸治療がパニック障害に効果的な理由

東洋医学の理論に基づくパニック障害と鍼灸

鍼灸治療がパニック障害に与える具体的な効果

鍼灸治療の安全性と長期的な効果


パニック障害を有する人のための自己ケア

パニック発作が起こった時の処置

日常生活でのストレス管理法

自然食品やサプリメントを取り入れた食事療法


プロから学ぶパニック障害の予防法

鍼灸から得られるパニック障害の予防法

継続的な鍼灸治療によるメンタルヘルス維持

東洋医学に基づく健康維持の生活習慣


鍼灸治療と現代医療の新たな一体化へ

鍼灸治療が現代の医療にもたらす影響

最新医療技術と伝統療法のコラボレーション

パニック障害治療の未来への期待



パニック障害とは何かについて詳しく知る

パニック障害とは、突如、強い恐怖や不安感に襲われる深刻な症状を持つ心の疾患です。発作的な不安感や恐怖を伴い、その発作は約10分程度でピークに達します。その恐怖感は極度で、死ぬような感覚を味わう人もいます。発作が起こると予測できないため、次にいつ起きるのかという恐怖から日常生活が制限されることもあるのです。このような症状が続くと、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)にも悪影響を及ぼします。


不安な女性

パニック障害の症状とは?

パニック障害の発作は非常に激しく、頻繁に訪れます。決定的な症状は心拍数の増加や息切れ、胸の痛み、吐き気、手足の震えなど身体的なものが目立ちます。このような身体的な症状は大変リアルでありながら心の問題であるため、心療内科や精神科といった医療機関で適切な診断と治療を受けることが重要です。さらに、症状が現れると自己否定感が高まり、自身の価値を見失うことがあります。このような状態が続くと、離職や引きこもりの原因にもなります。

パニック障害がもたらす生活への影響

パニック障害は、その発症が予測不能なことから、日常生活にまで大きな影響を及ぼします。外出が困難になったり、人々との交流を避けるようになるなどの社会生活への影響が顕著です。また、発作が起こるという恐怖から、常に不安に襲われる状態が続くことで、身体的にも精神的にも無理が生じ、次第に心身の健康が蝕まれていきます。このような影響は、生活の全般にわたって及び、就労、教育、人間関係などの全般的なQOLの低下を招くこともあるのです。

パニック障害の治療法とその効果

パニック障害の治療法には、薬物療法と心理療法があります。薬物療法では抗うつ薬や抗不安薬が用いられます。これらの薬物は、脳内の化学物質のバランスを調整することで、不安感や恐怖心を軽減します。心理療法では、認知行動療法が主に行われ、患者自身が自身の考え方や行動パターンを見直し、それを変えていくことで症状の軽減を図ります。これらの治療法は、パニック障害の症状を効果的に軽減し、日常生活を送る上で重要な役割を果たします。

鍼灸と東洋医学を知る

東洋医学は、その独自の観点から人間の体と心の健康を捉え、自然と共生しながら生きることを重視します。その中で鍼灸という治療法があります。でも、私たちはそんな身近にある鍼灸や東洋医学について、その真価を十分に理解しているでしょうか。この記事では、鍼灸と東洋医学の奥深さ、その効果や可能性について解説していきます。


情緒不安定

鍼灸とは何か?

鍼灸は、特殊な針(鍼)や灸(もぐさ)を用いて、人間の体に存在する特定のポイントを刺激する治療法です。生命エネルギー「気」の流れを整えることで、体と心の健康を維持・回復するとされています。二つの主要な部分、鍼と灸に分けられ、「鍼」と「灸」は経絡(ツボの流れ)という体内のエネルギーパスを刺激し、排泄システムを活発化させ、自己治癒力を引き出します。

鍼灸がもたらす効果と可能性

鍼灸がもたらす具体的な効果は、痛みや不眠、慢性的な疲れなどの軽減から更年期障害、風邪治療など、非常に幅広い範囲に及びます。さらに、鍼灸は体に対する刺激が強すぎず(鍼の本数や時間で異なる)、副作用が少ないという特徴を持つため、長期的な症状改善に対応できます。そして、更に重要なことは、人間の健康状態を維持・向上させるだけでなく、疾患予防、生活習慣病の予防、心身の健康維持に対する面での可能性も秘めているということです。

東洋医学における鍼灸の役割

東洋医学では、「疾病はバランスの崩れから生じる」という考え方があります。「気」や「血」、「水」などの調和が保たれ、流れがスムーズであることが体調良好の証とされます。そのバランスを整えるための手法の一つが鍼灸です。鍼灸は、経絡を刺激することで「気」の流れを整え、体内環境のバランスを維持します。痛みや不調は「気」の滞りとされ、その滞りを解消することで自己治癒力が高まり、健康維持に寄与します。また、予防医学としての役割も大きく、疾病が発生する前の段階から「気」の流れを整えることで、体質改善や予防に資します。

熊本で体験する鍼灸治療

日本は古来より伝わる「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」の治療法が含まれた自然療法の宝庫です。その中でも、熊本県はユニークな鍼灸治療が体験できる街として、健康志向の方々から注目されています。日本の美しい自然、美味しい地元の食材を味わいながら、熊本で鍼灸治療を受けることで、心も身体も健康になるのではないでしょうか。また、ここ熊本には数多くの鍼灸治療を提供するクリニックが点在しており、きっとあなたにピッタリの治療法を見つけることができるでしょう。



悩む人

パニック障害で鍼灸を受けるなら伝統鍼灸 渓風院へ

伝統鍼灸 渓風院には、県外からパニック障害や重症の患者さんが来院されます。

鍼灸を慰安ではなく、医学として考え、数千年もの歴史がある東洋医学を実践し、理論化することを日々臨床で行っております。しかし、一番重要としていることは患者さん本人のお話をしっかり聴くことです。

現代医学の病院では「〇〇の症状が出ているなら〇〇の薬を出しますね」というような症状=治療法となっています。東洋医学では、「心と身体は一つ」と考えます。

そのため心の状態でも身体は変化するので、心を切り離して治療はできないということです。

たくさんの症例がありますので、こちらもお読みください。

実際の鍼灸治療体験談

鹿児島県から熊本県へ通うパニック障害女性患者の1症例です。

ある日、通勤中の電車内で突然胸が引き締められ、呼吸ができず、手足厥冷し、手の震えが出たということで、病院に行くとパニック障害と診断され、半年間治療しても改善しなかった方が当院を来院されました。

お話を聴くと、この発症前から友人や職場などの人間関係で悩むことが有り、毎日悪夢をみていたようです。

身体を診察すると、やはり精神面に関係する臓腑の心臓や肝臓にツボの反応が集中しています。

初回の施術では、手の心のツボに鍼を一本施術したところ、治療後からよく眠れるようになったと。

これを週2回続け、6診目にはパニック発作の不安がなくなってきたというのです。

この患者さんはすでに治療を卒業され、現在は問題なく仕事も復帰しています。

まずは、無難に精神科、心療内科などの医療機関に行った後に東洋医学を受けてみるのも良いかもしれませんね。

予約方法と施術費用について

鍼灸治療の予約は伝統鍼灸 渓風院ホームページや電話にて受付しています。初診の方は問診に時間がかかるため、初回のみ2時間半ほどのお時間がかかります。2回目以降は治療方針が決まっているので1時間程度で終わります。施術費用については、一般的な相場が5000〜10000円ですが、当院では小児3000円、中高生4000円、大人5000円となっています。初診料はこちらを御覧ください。

鍼灸治療がパニック障害に効果的な理由

鍼灸治療には、西洋医学では対応し切れなかった心と体の細かな不調を調整し、人間全体としての健康を促進する可能性があります。特にパニック障害といった精神的な健康問題に対し、漢方や気功と並ぶ東洋医学の一種である鍼灸治療は、その真価を発揮します。下記にその理由と効果、安全性について詳しく解説いたします。


鍼灸治療

東洋医学の理論に基づくパニック障害と鍼灸

東洋医学は、人間の体を「気」「血」「水」の3つの要素で説明します。これらがバランスを保つことで健康が保たれ、いずれかが乱れると様々な病気が発生します。特に精神的な疾患では、「気」の乱れが大きく関わるとされています。パニック障害は、急な恐怖や過呼吸の発作が起きるとされます。こういった症状は「気」が上昇しすぎた状態、すなわち「気」のバランスが崩れた結果と考えられます。鍼灸治療では、この「気」の流れを整える効果があり、パニック障害の症状を緩和します。

鍼灸治療がパニック障害に与える具体的な効果

パニック障害の主な症状である胸のつかえ、息苦しさ、恐怖感などは、自律神経の乱れが原因であると考えられています。実は鍼灸治療は、こういった自律神経疾患は得意分野です。具体的には、安静時の心拍数や血圧など、自律神経の働きを調整すれば、体のリラックス効果がもたらされ、パニック障害の症状を緩和できます。また、鍼灸治療は心地よい感覚を伴うため、その感覚が脳にリラクゼーションの信号を送り、ストレスの軽減につながります。このストレス軽減効果により、パニック障害の発作頻度と強度が減少し、気分も穏やかになります。

鍼灸治療の安全性と長期的な効果

鍼灸治療は非侵襲的な医療手段であり、副作用のリスクが少ないのが特徴です。専門の技術者が丁寧に施術を行うため、安心して受けることができます。さらに長期的な視点で見ると、鍼灸治療は体全体のバランスを整える効果があり、その結果、体内の自然治癒力を高め、健康状態を維持するのを助けます。パニック障害のような精神的な問題でも、病状の改善だけでなく、防止や再発予防にも繋がるのです。ただし、鍼灸治療は継続的な施術と生活習慣の見直しが重要となります。これらを維持することで、パニック障害の改善だけでなく、より良い健康状態を長期的に得ることが可能となります。

パニック障害を有する人々のための自己ケア


セルフケア

パニック障害は、突然の恐怖や不安感が襲ってくる特徴的な心の病気です。この状況を突破するために、自己ケアは極めて重要といえます。日常生活の質を落とさないために、発作が起きたときの適切な対処法、ストレス管理、食事療法などを知っておくことが大切です。

パニック発作が起こった時の処置

パニック発作が起きたら、まず自分を落ち着けることが大切です。深呼吸をすると、瞬時に心拍数を減らし、リラックスできます。次に、直立した姿勢で立つことで、体中に酸素をしっかりと行き渡らせます。これにより、体がリラックスし、心拍数も安定します。

パニック発作が起こった際には、周囲の状況に注意しましょう。例えば、人が多い場所ではなく、落ち着ける場所を見つけると良いでしょう。また、自分がプレッシャーやストレスに感じていることを認識し、そのストレス源から一時的に離れるよう努めましょう。

発作が起こる前触れを感じたら、深呼吸の実施や環境の変更などを試みることで、発作がフルスケールで展開する前にその進行をゆるやかにするか、または完全に止めることが可能です。

日常生活でのストレス管理法

日常生活でのストレス管理はパニック障害の予防及び症状緩和に大いに役立ちます。リラクゼーションテクニック、たとえば瞑想や寝る前に合掌し集中力を高めること、またヨガなどを取り入れると良いでしょう。これらの技術は、精神的なストレスを減らすだけでなく、肉体的緊張も緩和させる効果があります。

また、趣味やレジャー活動などを見つけることも有効な手段です。それぞれの活動が、ストレスの緩和だけでなく、自尊心や自己肯定感の向上にも寄与します。

睡眠は非常に重要です。睡眠パターンが不規則だとストレスが増えることがあるので、適度な運動をして深い睡眠をとることを心がけましょう。十分な休息と共に、バランスの良い食事も体調管理に役立ちます。


自然食品やサプリメントを取り入れた食事療法

食事療法もまた、パニック障害の自己ケアの一環となります。特に、ビタミンB群やマグネシウムは、神経系の働きをサポートし、ストレス反応を和らげます。これらは全粒穀物や果物、野菜などの自然食品に豊富に含まれています。

また、カフェインの摂取は避けるようにしてください。これらは神経系に刺激を与え、パニック障害の症状を悪化させる可能性があります。

サプリメントも役立つことがありますが、医師や薬剤師と相談してから使用するようにしましょう。サプリメントの摂取が適切であれば、これらはパニック障害の症状を緩和する上で一助となります。

プロから学ぶパニック障害の予防法


予防

パニック障害は、突然襲い来る強い恐怖や不安から起こる症状です。そんなパニック障害の予防法について、プロの視点をもとに理解を深めましょう。

鍼灸から得られるパニック障害の予防法

パニック障害の予防には、東洋医学の一つである鍼灸が有効です。鍼灸の場合、人体の特定のツボに鍼を刺し、体のエネルギーの流れを整えることで、心の安定に寄与します。鍼灸は細い針を特定のポイントに刺すことで体内の気の流れを調整し、ストレスを解消します。

さらに、鍼灸を受けることで自律神経のバランスを整える効果もあります。特に、パニック障害は自律神経失調症とも関連が深いため、ここをケアすることは予防に大きく関わってきます。

東パニックになるのは「心」の問題という精神科医も多いですが、東洋医学では「身体」が悪いから「心」が悪くなると考えます。これは心身一如ということですね。

継続的な鍼灸治療によるメンタルヘルス維持

鍼灸治療は継続して行うことでその効果を十分に発揮します。特に、メンタルヘルスの維持には長期間のケアが求められます。鍼灸治療により、ストレスや不安を和らげ、心身のバランスを保ちつづけることが大切です。

また、鍼灸治療は身体だけでなく、精神的な面でもバランスを保つ役割があります。身体の不調を根本から改善し、慢性的なストレスを解消することで、心身ともに安定した状態を保つことが可能です。これにより、予防と共に既存のパニック障害の改善にもつながります。

東洋医学に基づく健康維持の生活習慣

パニック障害の予防と健康維持には、東洋医学の視点からの生活習慣の見直しも重要でしょう。たとえば、食事内容や睡眠時間など生活習慣を見直すことで、心身の調子を整えることが可能です。東洋医学では、心と体は密接な関連を持つと考えられており、心の健康を維持するためには、身体の健康も重要です。

加えて、適度な運動やリラクゼーションも健康維持に寄与します。例えば、ヨガや瞑想は自律神経のバランスを整え、リラクゼーション効果あります。生活習慣を整えることで、パニック障害の予防とメンタルを保つことができるでしょう!

鍼灸治療と現代医療の新たな一体化へ


医療

これまでの医療分野の発展とともに、様々な治療法が誕生し、より進化を遂げてきました。その一方で、伝統的な医学としての存在感を示しつつある鍼灸治療。現代の医療現場でもその効果が認識され、新たな一体化の一環として位置づけられています。

鍼灸治療が現代の医療にもたらす影響

鍼灸治療の最大の特徴は、身体の「経絡」に働きかけ、本来の健康な状態を保つことにあると言えます。病気や痛みは、この経絡の流れが滞ることや経絡の気血が不足し栄養されず発症すると考えられています。現代医療においても、この考え方は新たな視点を提供します。例えば、ストレスや生活習慣病など、原因がはっきりと分からない症状に対して、鍼灸治療は根本的な改善策を提案することが可能なのです。また、副作用の少ない安全な治療法として、現代医療と融合し、病気の早期発見や予防にも寄与しています。

簡単に言うと今の病気や症状は、「静止画」です。現在の状態を写真で取った感じですね。

東洋医学が難病や重症疾患でも治療ができる理由は、人の身体を「動画」で見るからです。その症状や病気になった原因は生活習慣や精神状態、環境など色々な要因で今の状態になっています。その動画で積み重なってきた原因は必ず身体のツボに反応が出るため、それを薄皮一枚ずつ剥がしていける、これが東洋医学の価値ですね。

西洋医学と東洋医学の統合医療

実は昨今西洋医学である医師、医学生たちも東洋医学を学び始めてきています。これは大変すばらしいことですね。

両医学が互いを尊重しあうことで、最終的には患者さんにいい影響を与えることは言うまでも有りません。

パニック障害治療の未来への期待

現代の生活環境はストレスを引き起こしやすく、心の健康問題も増えています。特にパニック障害は、突然の発作が生活を阻害し、患者とその家族に深い苦痛を与えます。患者さんの背景には勿論家族の問題もあるので、一人ひとりに合う医療を身近に提供できる環境が必要ですね。

私は東洋医学専門の鍼灸師ですが、東洋医学を西洋医学とかけ合わせるのではなく、うまく連携することには大賛成なので、その患者さんの状態や治療経過などを鑑みなながら、積極的に連携していこうと思います。

また、近い未来AIが医療の現場で活躍することでしょう。今後の医療の発展に注目です。

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