
当院について
伝統鍼灸 渓風院は、熊本市中央区にある東洋医学専門の鍼灸院です。
一本鍼による施術を中心に、身体の声を丁寧に読み取る診察を通じて、さまざまな不調の根本改善を目指しています。院の理念や特徴についてご紹介します。
全国でも数%しか存在 しない熊本にある伝統鍼灸医学の鍼灸院です
当院は、日本でも数少ない「伝統鍼灸医学」に基づく施術を行う鍼灸院です。伝統鍼灸医学とは、古典に基づいた診察法や治療法を重視し、患者さま一人ひとりの体質や症状に応じた施術を行う鍼灸医学のことを指します。現在、日本国内の多くの鍼灸院では現代医学と融合したスタイルが主流となっていますが、当院では脈診や舌診、腹診などの伝統的な診察法を駆使し、根本からの体質改善を目指した施術を行っています。この伝統的な方法を継承し、実践している鍼灸院は全国でも数%しか存在せず、熊本では特に希少です。現代医学では解決が難しい慢性的な症状や体質の改善を目指し、お一人おひとりに合わせた丁寧な施術を行ってまいります。

施術について
病気や症状の原因となる一箇所のツボを見つけ一本鍼で治療します
例えば、左側頭部に頭痛がある患者さんがいるとします。この症状を空間的に捉えると、「左上横」のエリアに該当します。実際に体のツボを調べてみると、左手や左の肋骨、左肩甲骨、さらには左頭のツボが硬く緊張していることがわかります。一方、これと対照的に、空間的に「右下」に位置する右足や右下腹部、右腰臀部のツボは、冷えて凹み、反応が弱くなっています。このような状態に対し、右足首の外側にあるツボ「申脈(しんみゃく)」に鍼を刺してみると、驚くべき変化が現れます。左上に集中していた緊張が徐々に緩み、気や血液が右下の方向へと流れるように移動し、患者さんの頭痛が軽減することがあります。
※症状の経過が長い場合は、回数を重ねていくことで軽減していくことも多いです。 この現象は、東洋医学の治療現場ではしばしば目にするものです。 しかし、このような症状の改善メカニズムは、現代医学の枠組みでは十分に説明できません。東洋医学が持つ「体を空間的に捉える視点」や、「全身の気の流れを調整する技術」が、この現象を可能にしていると言えるでしょう。
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