桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
⚫︎組成
桂枝・茯苓・牡丹皮・桃仁・赤芍
⚫︎効 能
活血化瘀(かっけつかお)
※血の循環を活性化し、血の滞りや凝固を分散させる
⚫︎主治
血瘀 •癥塊(ちょうかい)
下腹部の腫瘤・圧痛・腹のひきつり・不正出血・月経痛・無月経、あるいは難産・胎盤残留・死胎の残留・悪露停滞など。
⚫︎病機
血瘀(血のドロドロ)が長期にわたり、気・水の流れを悪くすると、
気滞(気の停滞)
血瘀(血のドロドロ)
湿痰(体の湿気)などの悪い物質から、
筋腫などの腹腔内腫瘤を形成し、圧痛・ひきつりを伴います。
血が停滞し、ツボの気血の流れが悪くなると、「通ぜざればすなわち痛む」で月経痛が生じます。
血が下行できなくなると、経閉 (無月経)が生じます。
血が溢れると、崩漏(不正性器出血)が生じます。
活血化瘀(血の循環を活性化し、血の滞りや凝固を分散させる)により筋腫などの塊を徐々にに消退させます。
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