四君子湯(しくんしとう)/漢方
- yuki kiyama
- 6月5日
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四君子湯・・・・気虚の基本方剤
補気の人参、白朮、炙甘草と健脾の茯苓からなり、生津の人参、炙甘草と利水の白朮、茯苓を組み合わせて、「燥しすぎず、潤しすぎず」という、うまいバランスになっており、補気の効果も十分にある。
ただし、本方はこのままで使用するものではなく、病態に合うように加減変化させて用いるか、補気の目的で、他剤と合方して用いる。
四君子湯に黄耆を加えた大四君子湯は,補気の効果がさらに強くなっており,浮腫や汗かきにも効果があるので,
より全面的な補気の基本方剤と考えてよいです。
四君子湯に陳皮を加えた異功散は、理気の陳皮が蠕動を促進するので,
気虚にともなう気滞を改善するとともに,四君子湯が腹になずみ吸収されにくい欠点を補い,飲みやす
く身につきやすい。それゆえ,異功散を補気の基本方剤と考えるのが妥当である。