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苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)/漢方

  • 執筆者の写真: yuki kiyama
    yuki kiyama
  • 2023年5月14日
  • 読了時間: 1分

苓姜朮甘湯



苓姜朮甘湯


寒冷刺激による冷え・疼痛および水滞に適用しますが、脾胃陽虚の下痢・浮腫にもある程度の効果をもちます。


【適応するもの】

下焦の寒湿(下半身の冷えや湿気)



【配合】

茯苓(ブクリョウ)

白朮(ビャクジュツ)

炙甘草(シャカンゾウ)

乾姜(カンキョウ)

「茯苓+白朮+炙甘草」を基礎とし、


散寒(冷えを散らす作用)

補陽(陽気を補う)   を配合しています。



【効能】

一般には桂皮と乾姜の効能の違いにより,適応が区別されています。


【茯苓、白朮、炙甘草】+桂皮=朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)

【茯苓、白朮、炙甘草】+乾姜=朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)


桂皮・・・主に身体の上部(頭部など) の血管を拡張し、血行を促進し、さらに動悸を止め(茯苓も動悸に効果がある)鎮痛にも働くので、

苓桂朮甘湯を胃内の溜飲や胃内の寒飲の上昇によって起こるふらつき ・ めまい・動悸・咳そう、胸脇部の脹りなどの症状に用いる事が多いです。


乾姜・・・身体内・体表部・下部の血行を促進するところから、四肢の冷え・むくみ・疼痛や腹痛・下痢などに用いられます。


いずれにしても、冷えに伴う水湿を目標に用います。








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