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母校の鍼灸学科10周年記念講演



先日、九州看護福祉大学の鍼灸スポーツ学科10周年記念講演が行われました。


同窓会も兼ねた卒業生と先生方とのオンライン講演となり、初めての開催に30名以上が参加致しました。


講演は、篠原昭二先生による「経絡再発見(鍼灸臨床における経絡の意義)」


篠原先生は、WHOのICDに収録されている経脈病証の中には、明記されていないものが多いということで、


日本における経脈病証も明確なものがなく、検証されていないのが現状と課題を示されました。


日本の鍼灸は経絡を重視するという観点から、

十二経脈〜奇形八脈、経絡の歴史や発展性、症例を交えた経筋治療のやり方など

とてもわかり易くご講演頂きました。


鍼灸医学が世界に認められていく傾向にある今、

卒業生の多くは西洋医学的な鍼灸を行い、経絡を使用しないという現状にあります。

そこで、先生はどの鍼灸師でも治療ができるようシンプルな内容にしています。


卒業生がこういった経絡を意識した治療を行うことで、学校の教授の研究材料にもなりますし、WHOのお仕事をされてる先生も多いので、鍼灸の発展を近い距離で見ていけるのではないでしょうか。実践したほうが良いと思います。


しかし、圧痛点を探し、鍼を刺すという経筋治療の内容ですが

「多くの学生や卒業生も圧痛さえ見つけれないのではないか」と私は思いました。

鍼灸の世界には、圧痛だけでなく発汗や冷え、熱、硬結、弛緩、膨隆、浮き沈みなどツボはあらゆる反応をします。

圧痛を探れるようになった後は、こういった体表観察学を深堀りするべきだと思います。


そして、ご講演の中で経絡の数は9→11→12→14と増えていってるという内容もありました。黄帝内経が鍼灸のバイブルとされていますが、そこから発展し続けているという事も卒業生全員に知って頂きたいと個人的に思います。



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