月の魔力

アメリカの精神科医アーノルド・リーバー『月の魔力』という本
リーバーは精神科医で、満月、新月の日に入院患者が色々な症状を起こすことを疑問に思い研究していきます。
以降、月の満ち欠けの影響で、犯罪・交通事故・出産などが増加するという「バイオタイド理論」を提唱されました。
この満月に人格が狂いやすいというのは、経験則から生まれた逸話であるとも言われていますが、
イラク戦争勃発、地下鉄サリン事件、阪神・淡路大震災、スマトラ沖大地震・大津波など、いずれも満月の日でした。
過去70年間にわたるニューヨークとマイアミという、もっとも治安の悪かった都市の重犯罪のデータを集計すると、圧倒的に満月・新月の日に集中しているとなっています。
新月と満月では、同じように引力が強いものの、その作用はまったく逆になっているという指摘もあります。
満月の日に出生率が高くなり、出血量も増えるというのは、人間の体液・血液や胎児を引っ張り、神経もより敏感になってくるからではないか、ということも考えられます。
これは、東洋医学とはまた認識が少しだけ違いますが、似ている部分は大いにあり、当院の臨床も
東洋医学的に月齢を把握し、臨床に活かしております。
自然を見て、自身の体を知る。
整体観念の大事。ですね。
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