普段、臨床で脈を診ています。
今回は浮脈について簡単に述べます。
■浮脈とは?
胃の気(身体の免疫力や正気)が邪気との闘争を、
最前線(体表、経絡、皮毛)においている。いわゆる病が身体を深在ではなく、表面にあります。
浮脈の解析
①陽気の有余
②陰気の不足(中焦の虚)
③陰虚の極み
④陽虚の極み(虚陽上浮)
外感病で脈が浮く理由は、体表に戦線をおいているからです。
しかし、内傷病、慢性雑病で脈が浮くことには、意味がある。と張景岳はいいます。
そういった物含めて以下のような種類があります。
①気虚感冒
②陽虚感冒
③血虚感冒
④陰虚感冒
⑤気滞感冒(気滞表証)
この5種類に関しては先のシリーズで述べます。
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