下半身の冷え・上半身の痺れの1症例
熊本市で東洋医学専門の鍼灸治療を行う当院では、内科的な不調や自律神経の乱れなど、原因がはっきりしない症状にも対応しています。
このページでは、実際に来院された方の症例と、その診察・施術の流れをご紹介しています。
また、掲載している症例はすべて、患者さんご本人から同意をいただいたうえで紹介しております。
同じようなお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
初診日:X年10月9日

患者さん情報
50代女性 建設関係の自営業
服用中のお薬
ホルモン療法(2ヶ月前〜)
お悩みの症状
下半身の冷え・上半身の痺れ
下半身の冷え
大腿前面と臀部(左=右)に冷えを感じ、冬場の寒い時期になると、足先からふくらはぎまで冷えが広がる。
上半身の痺れ
1ヶ月前から、朝起床時に上半身全体がピリピリするようになる。
起床後数分経過すると治る。間欠性で朝と夕方に症状が出てくる。

既往歴〜現病歴
幼少期
大きな病気はなく、外で活発に遊べる元気で子供だった。
20代
末端冷え性(手<足)を発症
結婚・出産
30代
出産
産後、右股関節痛発症
40代後半
主訴発症(下半身の冷え)
夏場でも寒気があり、のぼせ・ホットフラッシュなどの更年期症状がで始める。
2ヶ月前
ホルモン療法開始
来院1ヶ月前
主訴発症(上半身全体の痺れ)
その他の症状
首肩背中がこる
関節が痛む
腰が痛い
アレルギーがある
眠れない
よく下痢になる
冷え性である
患者さんの体表観察情報

顔面気色診
神:栄
形:中
色:心肝 青白 腎青黒
腠理:密 膏沢:なし

背候診
左心兪虚中実・右肝兪実・左腎兪虚・右膀胱兪虚etc

舌診
舌色:暗淡白
舌苔:白膩苔
舌腹:紅色
舌尖紅刺 胖嫩

腹診
以下に硬い邪あり
心下・脾募・右肝相火
右腎相火

脈診
一息三至半 右寸口に枯脈
脈幅+
脈力+
重按 ー
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経穴診
左太渓虚・左公孫虚・右照海虚・左血海虚中実・右霊道虚etc
東洋医学的な診断名
腎虚>肝気上逆
治療経過
<1診目>
左太渓(足の腎のツボ)・・1本鍼 20分
<2診目>
左太渓(足の腎のツボ)・・1本鍼 30分
上半身のピリピリ感が少しマシになる。
仕事が休日だったためか、足の冷え10→7くらい。
<3診目>
左太渓(足の腎のツボ)・・1本鍼 30分
上半身のピリピリ感が完全に消失した。
足は日によってバラバラ。まだまだ冷えるとのこと。
<4〜7診目>
左膀胱兪(臀部の腎・膀胱のツボ)・・1本鍼30分
調子が良い日も出てくるがまだ冷える。

<8・9診目>
右膀胱兪(臀部の腎・膀胱のツボ)・・1本鍼30分
冷えをあまり感じなくなってきている。
<10〜13診目>
手先や足先の冷えはあるが、大腿や臀部などの冷えもよくなっている。
体調や日によって波はあるが、初診時よりだいぶいいですとのこと。
以上で卒業されました。











